ありあまる燃料

うちの横には幅2mほどの川が流れています。
その向こうには、シカの棲む豊かな林が。
川を越えて0
窓越しに見えてはいても、なかなか入って行けませんでした。
都市育ちの我々、薮を分け入って行く勇気がありません。

草木も虫も寝静まる厳冬期。
絡まる蔓を整理し、草を刈り、足場に土を盛って…と
すこしずつ手をかけて入り口を作り、川縁までおりてって

川を越えて1
石をじゃっぽんじゃっぽん投げ入れ、
浅瀬を作って、ついに渡りました!向こう岸へ!

川を越えて2
森林は、中に入ってしまうと「昨日植木屋さんが入ったみたいにきれい」だといいますが
ほんとうでした。
つる性の植物がぐわああああと絡み合ってた入り口とは別世界。
歩きやすい。
明るい。
窓の向こうに見えてはいたけど、なかなか入れなかったその場所に
1年かかってようやく立てた!

川を越えて3
お目当てはこの、枯れ枝たち。
自然に枯れて落ちた枝が、あっちこっち宙ぶらりんになっていて
外から見ても荒れた印象だったんです。
地面に落ちたやつはどんどん土に戻ってますが
ひっかかって中空で乾燥しまくってるこれは・・・
うちの燃料に最高。

川のあたりは公共の土地。
勝手に伐採するのは気がひけますが、
枯れ枝だったら整理してもよからう。
というか、重そうなんですよ、寄りかかられている木の方も。

実際、腕くらいの太さの木でも
いざ運ぼうとするとかなり重くて、
私の限界は「こどものうで」くらい。
夫でもかろうじて「おとなのふともも」まで。
枯れて、軽くなってるはずなのに。木って、重いのです。
林業の人って、すごいなあ・・・

そんな重たいものをもって川を渡れませんから、
ヤリ投げみたいに向こう岸へ「えいやー!」と投げて、
投げて、投げて、投げまくって。

たまったら、
川を越えて4
そろりそろりと川を渡り、

川を越えて5
再びうんせと持ち上げて

川を越えて6
そろりそろりと、斜面を登って、運びます…


川を渡って7
皮は朽ちても、それを剥いで、
切り揃えてみると

川を渡って8
とってもきれい

薪ストーブに、ロケットストーブに、
暖房としても煮炊きの熱源としても
いくらでも困らないということが
わかったお正月でした。
だって、今誰も、野山の枯れ木を拾わない。
取り放題なのです。なんとぜいたくな!



もともとインドア派な我ら夫婦でも、
なぜかこうした土木仕事が
楽しくて、わくわくして、
朝起きてすぐ「よし!今日も薪集めに行く!」
などと思ってしまうのが不思議です。

山に行ったら、よちよちのくせに。
ろくに重たいものも、運べないのに。
いくらも仕事しないうちに、ヘロヘロになっちゃうのに。

自分で燃料調達できる充足感ときたら、何と言ったらいいんでしょう。
山で遊んだ日はとくに、ぐっすりよく眠れます。
悪い夢も、見ないのです。
昼間うんと大地と遊ぶと、禍々しいものが全て
足の裏から出てってしまうのかもしれません。
















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プロフィール

たわらゆうこ

Author:たわらゆうこ
俵裕子(たわらゆうこ)は
造形教室講師、絵本制作、
造形案の提供など
子どもと美術に関する仕事を
いろいろしています。

過去の絵本作品は↓
●『ペタさんはスタンプがすき』
(フレーベル館・キンダーメルヘン11月号)
●『いろ』(フレーベル館・しぜん2月号)など。



18年続けてきたおさひめ幼稚園の造形教室・Art&Craftは
2014年の師走をゴールとし
無事完走させていただきました。

現在は
◯オルタナティブスクール「まあるいがっこう」
◯夜の図工@豆の花
◯小学生のための遊びの寺子屋「どんぐりと山猫」
の3カ所で定期的に
出張図工屋をしています。

その他、「てがきや・ぐるぐるへび」
または、「たきびや・ぐるぐるへび」と称して
イベント出店しています。


このブログではこどもたちとのすてきな出来事、作品、
その他日常のあれこれなどを
徒然に紹介していきたいと思います。

☆ツイッターはじめました☆
yuko521


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