100年前の美しい布

実家なうです。
神奈川&東京での教室仕事が続く日は、泊めてもらって余裕の朝。

そして、母のつもる話を聞きながら(いろいろ溜まってんだよねえ、お疲れだわ〜)
祖母の遺した布で花を作ってます。
めいせんたち
大正のはぎれたち。
昔の人は、どんな小さな布も大事にしたんですね。
細切れだろうと変形だろうと、
ぱりっときれいにしまわれていました。

だけど誰も使い手がいないので、このままではざざーっと廃棄。
いたたまれず母が救出してきて、
これ、あなたなら何かできるんじゃない!?と
丸投げのパスがまわってきたのです。

誰の目にも触れないまま、また数十年過ごすくらいなら、と。
洗う、裂く、くしゃくしゃまとめる、という蛮行(!?)に踏み切り、
「洗えるコサージュ」を作ってます。


いろいろな稼業を同時進行してますけど、これはなんというか、
ご先祖さまから託されたよい物を次へお渡しする
「お当番」みたいなもの、かなあと・・・

100年前の布の美しさ、細切れになろうとも
どこか艶やかで迫力があります。
箪笥の外では戦争が、高度経済成長が、バブル崩壊が・・・
出て来てみたら、若かった祖母ではなく、
40過ぎた孫の手にかかるという不思議。
100年、長かったですか。あっというまでしたか。



おばあちゃん、大事にとっててくれてありがとう。
この布、私たちじゃ使い切れないから、
大事にしてくれる人たちとシェアするよ。
全部必ず生かします。

本当にありがとう。


ちなみにこっちは、母の若かりし時代、
1960年代のぽったりしたシルク。
ぬのはな2
これまたいい布なのですよ。
服は全てオーダーメイドの時代。
手仕事の生きていた時代。



ちなみに、私の若かりし頃は。
木炭と絵の具と粘土に嬉々としてまみれ、
常に「汚れていいもの」を身につけていました(^^)b
「洗える」にこだわっちゃうのは、自分が一番汚しそうだから(笑)!


スポンサーサイト

コメントの投稿

Secre

No title

「細切れだろうと変形だろうと、ぱりっときれいにしまわれていました。」
に、私も昔の母の裁縫箱を思い出しました。
お中元で来たカルピスの空き箱とかに、ていねいにしまってあったりしたなあ。
知り合いの人が縫ってくれた母の昔のシルクのスーツとかもありました。
小津安二郎の世界ですね。
プロフィール

たわらゆうこ

Author:たわらゆうこ
俵裕子(たわらゆうこ)は
造形教室講師、絵本制作、
造形案の提供など
子どもと美術に関する仕事を
いろいろしています。

過去の絵本作品は↓
●『ペタさんはスタンプがすき』
(フレーベル館・キンダーメルヘン11月号)
●『いろ』(フレーベル館・しぜん2月号)など。



18年続けてきたおさひめ幼稚園の造形教室・Art&Craftは
2014年の師走をゴールとし
無事完走させていただきました。

現在は
◯オルタナティブスクール「まあるいがっこう」
◯夜の図工@豆の花
◯小学生のための遊びの寺子屋「どんぐりと山猫」
の3カ所で定期的に
出張図工屋をしています。

その他、「てがきや・ぐるぐるへび」
または、「たきびや・ぐるぐるへび」と称して
イベント出店しています。


このブログではこどもたちとのすてきな出来事、作品、
その他日常のあれこれなどを
徒然に紹介していきたいと思います。

☆ツイッターはじめました☆
yuko521


最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR