黒ニンニクと法廷

もう書いていいそうなのでご報告します。
先週、夫が裁判員をつとめました。

面接やらくじびきやらで、最後の最後まで残るのは
60人中のたった8名。
それを見事に(?)引き当てた我が夫、
平日4日間、甲府の裁判所に通いました。

一般人が参加するのは、現在は刑事訴訟のみ。
怪我させた、お金をとった、という類いのもの。
恐ろしい現場写真など見せられるのでは、と
私などは怯えてしまうのですが・・・
今回は殺人ではなかったので、そういうのはなかったそうです。

また、ケガの写真などやや生々しい物を見せられるときは
あらかじめ「こういう写真ですから、注意してください」と
教えてくださるそうです。
つまり、ハッキリそうは言えなくても
「無理しないでね」ってことなのでしょう。きっと。
ちょっとほっとします・・・


ほっとする、といえば、
ある日控え室に戻ったら、全員の席に
ひとカケずつのニンニクが置いてあったそうです。
黒ニンニクと法廷
(イメージ写真↑)

控え室は裁判員、裁判官のみが入れる部屋で
判決について話し合ったり、お昼を食べたりする場所です。

そこでニンニク。
よりによってニンニク。
なぜに。
もしやそういう慣習なのか。
しかしこのメンバーが全員でニンニク食べたら、
法廷は大変なことになるのでは。
・・・と、様々な考えが夫の頭をよぎり。

しかし心配ご無用、これは臭わない黒ニンニク。
メンバーのひとりのご婦人の差し入れで、
女性陣は「どうやってつくるの?」と盛り上がっていたとか(笑)。

人が集まるところにはつい「これ、おいしいから食べてみて」と
心づくしの一品を持ち込んでしまう、ご近所に必ずいそうな
普通のご婦人も加わった、裁判員チーム8名。
それと裁判官の3名のみなさんがご一緒に、
モクモクと黒ニンニクをいただいているところを想像して
私、泣くほど笑いました。
美味しかったそうです。いろいろごちそうさまさまですm(_ _)m



さて、夫は最後に裁判官に、こんな質問をしてきたそうです。
「裁判員制度が刑事裁判だけなのはなぜですか。」
というのは、たとえば、
原発事故で土地や財産を奪われたとか
汚職で税金を使い込んだとか
そういった種類の裁判には、裁判員は関わりません。
でも本当は、そっちにこそ市井の人々の意志が反映されるといいのでは、と。

裁判官のお答えは
「今後そういう声が高まってくれば、制度の拡大もあり得るでしょう」
とのことでした。


自分が行くとなったら、正直、週4日は大変だなあと思います。
日当8000円、結構いいアルバイトではあるけれど。

なんでそうなるんだよ!という裁判の結果に
業を煮やすことも少なくなる、かもしれないなら。

いいかもしれん。裁判員制度の拡大。うーん。



若い被告に親心まで芽生えるほど、4日間考えに考え抜いた夫。
バッジ
黒ニンニクの他に、こんなバッジをいただいたそうですよ。
県内にこれをお持ちの方が、すでに400人ほどいるようです。
みなさま、お当番、おつかれさまでした!






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Secre

No title

色々大変だったんだね〜(; ̄O ̄)

こんな近くに当たった人がいたとは!
驚きです。

No title

県内で400人。
通知が来ただけならこの10倍ですから4000人。
そのうちくるかも、と思いつつ意外に早かったよ〜。
何かにつけて裁判官さんが「お忙しい中来て頂いて」と
恐縮していらしたそうです(^^;)
プロフィール

たわらゆうこ

Author:たわらゆうこ
俵裕子(たわらゆうこ)

出張図工屋、ときどき絵描き。
さまざまな「手のこと」をみなさんとシェアしながら
暮らすこと、生きることの知恵を
取り戻す活動をしています。

過去の絵本作品は↓
●『ペタさんはスタンプがすき』
(フレーベル館・キンダーメルヘン11月号)
●『いろ』(フレーベル館・しぜん2月号)など。



18年続けてきたおさひめ幼稚園の造形教室・Art&Craftは
2014年の師走をゴールとし
無事完走させていただきました。

現在は
◯オルタナティブスクール「まあるいがっこう」
◯夜の図工@豆の花
の2カ所で定期的に
出張図工屋をしています。

その他、「てがきや・ぐるぐるへび」
または、「たきびや・ぐるぐるへび」と称して
イベント出店しています。


このブログではこどもたちとのすてきな出来事、作品、
その他日常のあれこれなどを
徒然に紹介していきたいと思います。

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yuko521


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