雇われない生き方⑪・タイ古式マッサージ師

若い人がいよいよ社会に出る直前、
さてどうやって生きていこうかなと考えるとき。

就職についての情報は数多あれど
そうじゃない道については
実際に先輩方のお話を耳にする以外
なかなか知る機会が無いもので。

おつとめ以外の方法で身を立てている方々に
お話を伺うこのシリーズ。

今回ご紹介するのはタイ古式マッサージ ITAL(アイタル)の大山和美さんです。

おおやまさん・かんばん

昨年、あるキャンプイベントで出店者仲間として知り合いました。
第一印象は「身軽に飛び回るシカ」。
動きが軽くて美しく
話してみると、ちゃきちゃきの頼れるお姉さんという感じで
そばにいるだけで気持ちが明るくなっていきます。

おおやまさん・ごほんにん


マッサージを受ける側としては、
〇〇式、というスタイルもさることながら、
「この人にやってもらいたい」という気持ちになれるかどうかがキモ。

おおやまさん
和美さんから感じられる健康的で明るい陽の気、お人柄が
着々とご縁を拡げ、お客様を呼んでいます。


サロンは、隠れ家すぎる場所(本人談)にあり
しかも
ネットが苦手で、HPは最近立ち上げたばかり
さらに
おおやまさん・ふらいやー

ここ1年ばかり使っていたチラシの

おおやまさん・ふらいやー2
電話番号が下1桁消えていて、かけても通じない・・・
ということを、私が発見しまして(←ちょっと自慢)
いま、手描きで書き足したやつが、出回りはじめたところ。

マッサージの腕前は極上ですが、
宣伝とか拡散とかって、
また別のスキルなんですよ、ね(^^;)(^^;)?


サロンを立ち上げて3年ほど。
まもなく、バイトで通っていたマッサージサロンも卒業するそうです。

おおやまさん・いきもの





和美さんは、これまでずっと介護の仕事をされてきました。

中学時代に授業で訪れた福祉施設で初めてお年寄りとの時間を経験し
「としよりだいすき!!」になります。

”ただ一緒にいるだけで、こんなに喜んでもらえるなんて、と思った。
将来ぜったい福祉の仕事する、ってそれから一直線”。

特に認知症のお年寄りが大好物(←本人談)だそうで
なぜかっていうと、喜怒哀楽に一切の噓がないから、だとかで
お年寄り愛を語るその目線、子ども好きな方のソレとかぶります。


目を細めて愛でる程に大好きなお年寄りを介護する仕事は、残念なことに、
勤務が過酷で体を壊し、やむなく退職に追い込まれます。
でも回復してくると、またお年寄り恋しさに別の場所で再就職。
で、また体をこわして。
でもまた・・・と
なんと3度もそんなことを繰り返して、15年。


3度倒れてようやく、
好きで好きでたまらない仕事を手放す決意を固め、
今の道に進みます。

タイ古式マッサージを選んだ理由は、
介護職時代に受けた様々なマッサージの中で
ずばぬけて良かったから、だとか。
思えばその施術者が良かったからかもしれない、とのこと、
そのタイ人女性に直に教わって、技術を身につけました。

実際に施術を受けてみると、
「ひとりじゃできない気持ちよいストレッチ」という感じ。
また、
固まった背中をほぐすのに、別の場所からアプローチする
などなど
部分ではなく全体を整えてもらえる感じ(^^)。

思いがけない場所が凝ってて、それが改善されて、びっくり!なんてことも。
自分の体なのに、ここに来て初めて気づかされることがいっぱいで、
問題にちゃんと向き合うようになれたりします。

病院では得られない、そういう視点。
体を良くするのは結局自分ですから、同じ治療費かけるなら、
気持ちいいし、こっちがいいなあ・・・なんて私は感じます(^^)。

おおやまさん・せるふびるど


介護の現場では、こなすべき仕事の数、まもるべき時間、
その数字に追われて、
今目の前にいるひとの気持ちに応えられないことがあるそうです。

今、もっと話したいんだろうな。
時間かかっても、自分でやりたいよね。

それがわかってしまう優しい和美さん、
身体的にキツイのはもちろんですが
ひとにちゃんと向き合えない現場事情からの
心のストレスもかなり大きかったとのこと。

”としよりを大切にするのは、仕事じゃなくてもできるから。
今が一番いい(^^)”

って、ご近所の高齢者の雪かきやら、病院の送り迎えやら、
マメにサポートしておられるそうです。
遠慮なく喧嘩できる親子みたいに風通しの良い関係を、つくりながら。


和美さんは、

ちゃんと、ひとを見ている人

だから。



人とむきあえる働き方、生き方を、模索されています。
人の為と言うより、自分がそうじゃないと耐えられないから。


その結論にいたるためにも、
15年間の「雇われていた時代」が大事だったと
和美さんは言います。

そこで感じた違和感、「もっとこうしたい」という思いが
自分の行くべき道を絞り込む手がかりになって。


雇われない生き方も、
雇われている生き方も。
どちらも、ご縁。
どっちも、全部オッケーなのですね。

おおやまさん・しつない
セルフビルドの心地よいログハウスのサロン。
女性限定、ということですが
信頼できる方であればもちろん
性別問わずウェルカムだそうです。


弱った人をサポートすることに
心からの喜びを感じる和美さん。

介護と同じく、体を整えるこのお仕事も、
多くの人に喜びを届ける、天職だと私は思いました。


再掲、ホームページはこちらです。
ITAL(アイタル)



電話かけても通じなかったみなさん、
ようやく道は拓かれましたよ(^^)。
満を持しての3年目、
ちょうど今というタイミングで、
みなさまがそれぞれ、導かれますように!












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プロフィール

たわらゆうこ

Author:たわらゆうこ
俵裕子(たわらゆうこ)

出張図工屋、ときどき絵描き。
さまざまな「手のこと」をみなさんとシェアしながら
暮らすこと、生きることの知恵を
取り戻す活動をしています。

過去の絵本作品は↓
●『ペタさんはスタンプがすき』
(フレーベル館・キンダーメルヘン11月号)
●『いろ』(フレーベル館・しぜん2月号)など。



18年続けてきたおさひめ幼稚園の造形教室・Art&Craftは
2014年の師走をゴールとし
無事完走させていただきました。

現在は
◯オルタナティブスクール「まあるいがっこう」
◯夜の図工@豆の花
の2カ所で定期的に
出張図工屋をしています。

その他、「てがきや・ぐるぐるへび」
または、「たきびや・ぐるぐるへび」と称して
イベント出店しています。


このブログではこどもたちとのすてきな出来事、作品、
その他日常のあれこれなどを
徒然に紹介していきたいと思います。

☆ツイッターはじめました☆
yuko521


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