大切なページ

今日は8月最後のマルシェでした。
朝いちばんの、まだいろいろ準備中のときに、
絵本をみていってくださった
都内の歯科医師の男性が
大切なページ3
この本の

大切なページ
このページの

大切なページ2
この部分がいい、と伝えてくださいました。


ここはわたしにとって

とっても大事なページでして

「いい」と言っていただいて

息をのみました。


詳細は省きますけれど
この形で描きたいという私に
担当編集者はとても筋の通った変更を指示しました。

編集者のいうことは、
言葉だけきくと筋がとおっていて
でも
私はそうはしたくなくて。

誰かを傷つけるとか
明らかに間違いであるとかなら
変更ももちろん受け入れるのですが。
そうでないのだったら。
描きたいように、描きたい。

でも、口では、勝てない。

渋る私に
「前例だから」
「編集部一致の意見」
「読者のため」
とかのワードで説得が行われます。
腑に落ちれば喜んで従うのですが、なぜかここは、どうしてもつらい。
このページだけに、数週間ものやり取りが続きました。

しまいには「私さえ我慢すれば、いいんだな」という状況にまで追い込まれ。

でもちょっと待て、と思ったんです。


本に名を晒すのその当人が、
考えても考えてもいまひとつ心にストンと来ない
眠れないほど苦しい思いをしながら
本意でない構図で描かなきゃいけないの、おかしくないですか。

私の方で言える理由、それは
「そうしたいから」。
・・・これが、シゴトという現場で、
不思議に極度に幼稚でワガママにきこえるワードなのですが。

でも、それ以外なんて言えばいいんだ。
「そうしたいから」。
それ意外の理由は、全部あとづけ。

そうじゃなければ、描かない、という覚悟を滲ませつつ
出版が流れることも覚悟して、どストレートに伝えたところ。
とおりました。
私が描きたかった構図で、いけることになりました。


数週間の格闘。

私にとっては、勝ち取った構図。

大切なページ2

たまたまとおりかかって、
このページを「いいなあ」と
言葉にしてくださったその男性。

ああ、よかった。
おかしくないですよね。
流れを切らずに、よめますよね。
ああ、よかった(T_T)。


お子さんに是非読ませたいと、
見本にひろげていたそれを、購入したいと仰ってくださったので
すでに絶版、手元にはあまり無いのですが
これも何かのご縁、この方になら、持っていてほしい、と
リゾナーレのピーマン通りで朝から半泣きになりながら、
お渡ししました。


世界中が敵にみえたとしても。
どうしても、心がYesと言わない時は。
どうしても、どうしても、そうならば。
誰に嫌われようと、煩わせようと、自分の思いを伝えるしかない。
そのことを学んだページでした。

そう、もし誰もここを「いい」と言ってくれなくても、
もはや問題でないのですが。
でも、大変にうれしかったです。

勇気を頂く朝でした。



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プロフィール

たわらゆうこ

Author:たわらゆうこ
俵裕子(たわらゆうこ)は
造形教室講師、絵本制作、
造形案の提供など
子どもと美術に関する仕事を
いろいろしています。

過去の絵本作品は↓
●『ペタさんはスタンプがすき』
(フレーベル館・キンダーメルヘン11月号)
●『いろ』(フレーベル館・しぜん2月号)など。



18年続けてきたおさひめ幼稚園の造形教室・Art&Craftは
2014年の師走をゴールとし
無事完走させていただきました。

現在は
◯オルタナティブスクール「まあるいがっこう」
◯夜の図工@豆の花
◯小学生のための遊びの寺子屋「どんぐりと山猫」
の3カ所で定期的に
出張図工屋をしています。

その他、「てがきや・ぐるぐるへび」
または、「たきびや・ぐるぐるへび」と称して
イベント出店しています。


このブログではこどもたちとのすてきな出来事、作品、
その他日常のあれこれなどを
徒然に紹介していきたいと思います。

☆ツイッターはじめました☆
yuko521


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