本・『夕凪の街 桜の国』

今日は広島の原爆記念日ですね。

小2の時に『はだしのゲン』を読んでしまってから、
ヒロシマをかいたものはどうしても自分から開く気になれませんでした。
原爆の惨禍は、見聞きするだけであっても
怖ろしすぎてなかなか受け止めきれません。
そういう人、けっこう多いのではないでしょうか。

そんな自分が帯の言葉に惹かれて買った本。
夕凪の街 桜の国 (双葉文庫)夕凪の街 桜の国 (双葉文庫)
(2008/04/10)
こうの 史代

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「悲しさよりも、強さと優しさが鮮やかに伝わるヒロシマの物語。
こうの史代の作品に出会えたことだけでも、
僕の書店員人生は 大きな価値があったと思う。(書泉グランデ 長谷見賢一)



作者は私と同世代。
広島に生まれ育ちはしたものの、身内に被爆者がいるわけでもないとのことで
“平和資料館や記録映像の怖ろしさに倒れかけ、避け続けていた”というあたり、
わかるわかる!と激しく共感してしまいます。


“原爆は私にとって、遠い過去の悲劇で、同時に「よその家の事情」でもありました。
怖いという事だけ知っていればいい昔話で、何より踏みこんではいけない領域であると
ずっと思ってきました。”
“原爆については、描くどころか知ることすら「おこがましい」と
ずっと考えてきたのです。体験談は「あの日の事は思い出したくない」で必ず結ばれ
「遭ってない者にはわかりっこない」ということだけは確かだったからです”
“しかし、「思い出したくない」「語りたくない」からといって、
「知ってほしくない」わけでは決してない、ということがだんだんわかってきました”
(あとがきより)


倒れるような描写はありません。
トラウマになっている方でも安心して(というのも変ですが)開けます。
だけど伝わるものは大きい。
のどかでほっこりした毎日を描きながら、逆にひしひしと事の重みが伝わってきます。

1冊完結のコミックです。
皆さんの書棚にもぜひ。
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プロフィール

たわらゆうこ

Author:たわらゆうこ
俵裕子(たわらゆうこ)は
造形教室講師、絵本制作、
造形案の提供など
子どもと美術に関する仕事を
いろいろしています。

過去の絵本作品は↓
●『ペタさんはスタンプがすき』
(フレーベル館・キンダーメルヘン11月号)
●『いろ』(フレーベル館・しぜん2月号)など。



18年続けてきたおさひめ幼稚園の造形教室・Art&Craftは
2014年の師走をゴールとし
無事完走させていただきました。

現在は
◯オルタナティブスクール「まあるいがっこう」
◯夜の図工@豆の花
◯小学生のための遊びの寺子屋「どんぐりと山猫」
の3カ所で定期的に
出張図工屋をしています。

その他、「てがきや・ぐるぐるへび」
または、「たきびや・ぐるぐるへび」と称して
イベント出店しています。


このブログではこどもたちとのすてきな出来事、作品、
その他日常のあれこれなどを
徒然に紹介していきたいと思います。

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yuko521


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