トクシー、やってみました

年末のブログでも紹介しました、被災者へ個人間で支援物資を送る、トクシー

お正月に早速、試してみました。

カトラリーに埋もれて全然出番がなかった、この小さな泡立て器。
泡立て器
ほぼ新品のまま、いつまでも干されていて、全く気の毒な境遇でしたので、
ダメもとでアップしてみたところ、すぐに反応が。

津波で家ごと全部流されてしまった、という方が
”うちで同じようなものを使っていました。どうしても必要な物ではないけれど、
あると便利です。よろしくお願いします”
と連絡をくれました。

うわーい、出番だよ、泡立て器くん!

さらに、こんなメッセージも添えられていて。
”写真を見て「あ、これどこにしまってたかな?」なんて考えましたが、津波で家ごと行方知れずでした。仮設住宅で被災者支援サイトを見ながらも、一瞬震災前の感覚になるなんて不思議です。”

そういう感覚に陥る事もあるのですね。
何気ない一文ながら、なんだかリアルにささりました。

これを読んで思い出したのが、この本の一節です。

百鬼園戦後日記―内田百けん集成〈23〉 ちくま文庫百鬼園戦後日記―内田百けん集成〈23〉 ちくま文庫
(2004/08/10)
内田 百?

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”焼けて無くなった物の内で貴重な物を思い出すと
愛惜の念を禁じ難い様であるが、
無くなった為に切実に困るのはむしろ
何でもない極く手近かの有りふれた物である。
そういう物の補充は却ってつきにくい。”


この泡立て器くんは「あれば助かる」程度のもので、
それでもお役に立ててうれしいですが。

もっとほんとうに必要な「何か」が、
ひとつずつ、ひとつずつ、
みなさんの手の中に
落ち着いたらいいなと。
そうなりますようにと、願うばかりです。




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プロフィール

たわらゆうこ

Author:たわらゆうこ
俵裕子(たわらゆうこ)は
造形教室講師、絵本制作、
造形案の提供など
子どもと美術に関する仕事を
いろいろしています。

過去の絵本作品は↓
●『ペタさんはスタンプがすき』
(フレーベル館・キンダーメルヘン11月号)
●『いろ』(フレーベル館・しぜん2月号)など。



18年続けてきたおさひめ幼稚園の造形教室・Art&Craftは
2014年の師走をゴールとし
無事完走させていただきました。

現在は
◯オルタナティブスクール「まあるいがっこう」
◯夜の図工@豆の花
◯小学生のための遊びの寺子屋「どんぐりと山猫」
の3カ所で定期的に
出張図工屋をしています。

その他、「てがきや・ぐるぐるへび」
または、「たきびや・ぐるぐるへび」と称して
イベント出店しています。


このブログではこどもたちとのすてきな出来事、作品、
その他日常のあれこれなどを
徒然に紹介していきたいと思います。

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yuko521


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