お話の絵『ワラビの恩』

ほぼ1年ぶりになってしまいました。
お話を読んでその絵を描く、という絵の時間。
「まえはあれだよね、フクロウがカラスをまっくろにする話」
「ちっがうよ、それは前の前だよ、前はきのこのおばけの話・・・」と、
一度自分で絵にした話って忘れないんですね〜。

さあ、今日の話はどうでしょう。

新潮文庫『日本むかしばなし集(三)』坪田譲治著より


『わらびの恩』

ワラビの恩3

野原で、ヘビが昼寝をしておりました。
そこはカヤ原で、カヤが、土から芽を出しかけておりました。

ワラビの恩7

ヘビは、そんなことにはおかまいなく、
グウグウ、グウグウ、何日もねむっておりました。


ワラビの恩5

カヤの芽は、へびの下からものびてきて、
やがて、ヘビのからだをつきぬけて、上へ、上へとのびていきました。

ワラビの恩1

やっと、ヘビは目をさましました。
そうして、そろそろ、カワズでも食べにでかけようかと思いました。

ワラビの恩4

それで、ちょっとはいだしかけましたが、からだがうごけません。
どうしても、うごきません。
しかたなく、しっぽをバタバタやったり、
からだをクネクネさせたりして、もがいておりました。


ワラビの恩8


ちょうど、そのときです。
ワラビが、ヘビの腹の下からもえでてきました。

ワラビの恩6

ヘビが困っているのをみて、
「ヘビさん、もうすこしのしんぼうだよ。おれが、おまえのからだを、持ちあげてやるよ。」
そういって、くるりとまいたまるい頭で、
ヘビのからだを、ぐんぐん、ぐんぐん、持ちあげていきました。


ワラビの恩2

それで、ヘビのからだをつきぬけていたカヤの芽が、
わけなく、スウーッと、ぬけていきました。
ヘビは大喜びで、
「やれ、うれしや。ワラビさん、ありがとう。」
と、お礼をいって、何度もおじぎをして、はいだしていきました……


ワラビの恩9



まだまだ寒いですが、でももう3月。
このお話をみんなで読んだ次の日、もしやと思って庭をチェックしましたら、
ワラビの恩10
芽が出てました!うちのチューリップ

萌芽の春ももうすぐですね。








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プロフィール

たわらゆうこ

Author:たわらゆうこ
俵裕子(たわらゆうこ)は
造形教室講師、絵本制作、
造形案の提供など
子どもと美術に関する仕事を
いろいろしています。

過去の絵本作品は↓
●『ペタさんはスタンプがすき』
(フレーベル館・キンダーメルヘン11月号)
●『いろ』(フレーベル館・しぜん2月号)など。



18年続けてきたおさひめ幼稚園の造形教室・Art&Craftは
2014年の師走をゴールとし
無事完走させていただきました。

現在は
◯オルタナティブスクール「まあるいがっこう」
◯夜の図工@豆の花
◯小学生のための遊びの寺子屋「どんぐりと山猫」
の3カ所で定期的に
出張図工屋をしています。

その他、「てがきや・ぐるぐるへび」
または、「たきびや・ぐるぐるへび」と称して
イベント出店しています。


このブログではこどもたちとのすてきな出来事、作品、
その他日常のあれこれなどを
徒然に紹介していきたいと思います。

☆ツイッターはじめました☆
yuko521


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