葛糸で織る

糠で煮て、ガシガシともみ洗いした葛。
水洗いして干して、葛布結びなる方法をyoutube先生に教わって

葛・織る支度

ちょっと、織ってみたくなって。
縒りをかけない地域の方式に倣い、
水に放って織り支度。

葛・水中

きらきらひかる葛の糸。
これ、採れたてだからなのかなあ。
ずっときらきらなのかなあ。

葛・杼

杼に巻き取って、いまちょうど織り途中の夏帯に
織り込んでみましたよ。

結んでつなぐだけという状態はひっかかりやすく
ちゃんと縒った麻や絹に比べると
自転車と徒歩、ぐらいのスピードの差がありまして

でもでも

なんだか思った以上に

葛・帯に

ちゃんと織れました(°0°)b。

ピカピカ光る葛の糸、
布になってくれました(;0;)。


葛、今ならまだ採れます。
精麻に似た状態にしておけば、何年でも保存がきくとか。

波のように押し寄せる、我が家の周囲を取り囲む葛たち。
毎年、途方にくれるほどのアレ。
むしろじゃんじゃん来たまへ、ぐらいの気持ちで
迎えうつことになろうとは!

さあさあ、伸びたまへ、こっちに来たまへ!(^0^)/

・・・つぎは、南国・鹿児島県甑島の
撚りをかける方式にて糸にしてみたいなああ。

正解はひとつじゃない

葛の糸を採る試み、前回干した「発酵ナシの若い茎」から

葛・若い糸

こんな繊維をいただけましたよ。
それっぽいですよ。
こりゃイケそうですよ。

葛・発酵成功

さらに、大井川葛布さんのホームページを参考にススキで包んで3日間、発酵を試みた太い茎も、
どうやらいいかんじになってくれたようで(°0°)b!
ビギナーズラックでしょうか、ありがたや!!m(_ _)m
流水にスルスルと、はがれるべきところがスムーズにはがれまして

葛・かわかす

今度はたっぷりとれましたよ

葛・かわいた

あわせて、そうですね、ネコ1匹分くらいの量かなあ。

葛・かわいた2

きらめく薄い繊維もあれば
固くてガリンとした繊維もあり。

葛・糠で

今、これを糠のお湯に浸しています。
大麻はこのあと床に叩き付けて打つ、「麻打ち」をして繊維を柔らかくするのですが
葛についてはどんなものなんでしょう、
・・・もしかして、少し揉んだらいいかもしれん、と
糠の湯の中で、ワシワシと握ってみました。


葛・ほん

そんなことどこにも、書いてませんけど、やってみました。
やっちゃいました。

「〜でなければならない」
「〜してはいけない」ってこともあるかも、なんですけど。

麻糸の学びの途中で、そのように教わったことの中でも
「そーでもなかった」
「時と場合によるんじゃないかとおもう」
ということがいっぱいいっぱい、ありまして


それに、そもそも、葛糸に関しては
こんなにも少ない資料の中でも産地ごとに多少違いがあったりもしまして
そうなるともう
「完璧に正しい答え」はひとつじゃないことが読み取れて。

じゃあとにかく、目の前の葛と相談しながら、ひたすら手で学んでいこうと
日々、細切れ時間を捧げて、夢中になっています。


正解はひとつじゃない。

自然栽培の「奇跡のりんご」の木村さんが、ジャガイモの植え付け方法の常識を
アッサリ真逆に実践して、大成功した話もあります。

学びも指南もありがたく、でも「参考にさせていただく」体で、
自分の目と手も信じて進む。

そういえば
そういえば

今シリーズで刷っている「八ヶ岳のなかまたち」の紙版画だって

さるおやこ

幼いみなさんから学んだ
常識やぶりの手法がたくさん
活かされています。

何度やっても、
たとえ毎回成功をつみかさねていたとしても。

まだほかにも、正解があるかもしれない。

こどもくらい真っ白でフラットに、
せかいをあたらしく見ていきたい。


やったことないもの、みたことないものに
ひとり挑戦中の今、
こどもって、日常的に、こういうことたくさんあるんだろうなあ、などと。
そんなことごちゃごちゃ考えながら。
わくわく挑戦中。





葛から糸をとる試み

葛から糸をとる試み、はじめました。
きゅうに今日から、はじめました。

たまたま超!早起きできて、さらにはいい感じに涼しい曇天で、

くずいと・くず

刈ってきましたよ。
ていうか、うちにむかってずんずん来るんですよ、葛のみなさん。

くずいと・2

葉っぱは近所のウサギさんにお届けして。
糸を採るには、こっちの茎を使います。

くずいと・ぬかくど

ぬかくどで、ぐつぐつ煮まして
煮えたら水に放って

くずいと・すすきと

ゴツイ茎は、ダメもとで発酵に挑戦です。
ススキの室に4〜5日入れるんだそうで、
ただ包むだけでいいのかどうかナゾですが、とにかく入れます。
おやすみ〜

くずいと・水に

若い茎はそのまま、水中でしごいて、しごいてしごいて、
たーくさんムダを出しちゃいましたが(^^;)
残った繊維をとりまとめ、干してみることにしました。

くずいと・干す



友人から「発酵ナシでも若い茎ならできた」というメッセージをもらって
なんだかもうソワソワしちゃって
やりたくて、やりたくて。

あーあ、はじめちゃった(^^)。
まーた、はじめちゃった(^^)。

さあ、ちゃんと糸になるのか、どうなのか(^0^)!


午前中みっちり遊んでしまって
そして午後からエンガワさんで図工です〜
(ああこっちも、草の繊維で遊ぶ時間、ですねえ)


あめあがりに

待望のまとまった雨がようやく降った、今週。

その後もなんだかしっとり続きだった、今週。


あめあがり1

あめあがりの湿気とともに
浮かれ踊るおばけちゃんたち

とか

あめあがり2

野山の潤いを喜ぶいきものたち


とかの

絵がうまれてきました。

さいご、着地したらどれもこれも
あめを喜ぶ絵になってました・・・


あした、エンガワカフェさんに
もって行こうっと。

アカソの紐ができました

ででででできました

アカソ・∞

アカソの紐ができましたあ

アカソ・本体

この草の

アカソ・皮

表皮をそっといただいて

アカソ・かわいた

つるしておいて
かわかして


乾かすとより裂きやすくなったので
1本をさらに2〜3に裂いて

麻績みと同じように
ヨリヨリヨリ、と縒りあわせ。





アカソ・拡大





できましたよ。

なんてこった。

できるじゃないかあ。

草から紐が、できたじゃないかあ\(^0^)/。


アカソせっと

身の周りの草を利用して紐ができる、
という、そのこと自体は
別にどうということでもないかもしれません。
買った方が早いし効率いいし。

でもなんでしょう

この安心感。


手間さえかければ
私はいまや
畑用の紐くらい作れちゃう人になりましたよ。

えへんえへん、ですよ(^^)v。






アカソの繊維を裂きながら、縒りながら。
身の周りの草木を利用する喜びに、がっつり浸りながら。

そういえば今度の土曜にバナナの紙で絵を描くワークをするのですが
(→エンガワカフェで図工しますよ〜

バナナで紐や布もできるんじゃないかと検索してみました。
ありましたよ。
しかも国内でしたよ。
100年前の伝統を復活!バナナでつくる芭蕉布!

この記事の中にでてくる、副産物のようにして生まれた紙の画像が
今回つかう紙に似ています。






そりゃあ、いまやなんでも
買った方がはやいし安いし。
だからこそおかげさまさまで、
着るものにも描く紙にも誰も困らない。
ほんとにありがたい。

だけど

祖母や曾祖母の手による糸や紐がまだ、この世にあるうちに。
私も、すこしは、できる人になりたい。
消費するだけの人、じゃなくて
一部始終のほんの一部でも、この身で、この世で、味わいたい。



さあ
次の冬には

アカソ・くき

アカソの茎の方、叩いて繊維にするっていうやつ、
これでもすこし柔らかい糸がとれるのか、どうか。

やってみたいと思います。

帯ぐらいなら、イケるかなあ(^^)。








プロフィール

たわらゆうこ

Author:たわらゆうこ
俵裕子(たわらゆうこ)は
造形教室講師、絵本制作、
造形案の提供など
子どもと美術に関する仕事を
いろいろしています。

過去の絵本作品は↓
●『ペタさんはスタンプがすき』
(フレーベル館・キンダーメルヘン11月号)
●『いろ』(フレーベル館・しぜん2月号)など。



18年続けてきたおさひめ幼稚園の造形教室・Art&Craftは
2014年の師走をゴールとし
無事完走させていただきました。

現在は
◯オルタナティブスクール「まあるいがっこう」
◯夜の図工@豆の花
◯小学生のための遊びの寺子屋「どんぐりと山猫」
の3カ所で定期的に
出張図工屋をしています。

その他、「てがきや・ぐるぐるへび」
または、「たきびや・ぐるぐるへび」と称して
イベント出店しています。


このブログではこどもたちとのすてきな出来事、作品、
その他日常のあれこれなどを
徒然に紹介していきたいと思います。

☆ツイッターはじめました☆
yuko521


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